カテゴリー:整備記録

ちっちゃ~(^ ^)/

酢豚に入ってるパイナップルが美味いと思う 川口自交です。
暖かくなってくるこれからの季節、花粉やら・・・
黄砂やら(最近ではPM粒子と言われていますね・・・)で
布団の天日干しができませんね。
布団専用の掃除機の購入を考えています。
本日は、いつもご用命くださっているお客様の
ダイハツ ハイゼット と言う軽自動車のトラックの車検でした。
リフトに上がっている姿が、小さく可愛いかったので (^o^)
思わず写真を撮ってしまいました~。
ハイゼット横
軽自動車といえど立派な構造なのが最近の軽自動車です。
運動性能はモチロン、安全面も普通車と変わりありません。
ただ、軽自動車の規格の範囲内で各部品をレイアウトしなくては
ならないですし、整備性の事も考慮しなくてはならないうえ
乗員の居住性も犠牲にしてはダメなのです。
手前味噌ではありますが、私とサトちゃんはスズキ自動車のディーラーメカニックでした。
ですので、軽自動車も普通車と変わらず整備させて頂いております。(^ ^)>
軽自動車のメーカー開発者は収納上手なんだな~っと、感心させられます。
この車は、車体の中心にエンジンが配置されています。
ハイゼット下廻り
ハイゼト前
軽トラックの場合、車体が軽く悪路を(田んぼのあぜ道など)走行することを
考えられているので、いかに駆動するタイヤにエンジンのエネルギーを伝えられるかで
購入するお客様は車選びをするそうです。
なので、エンジンの整備をする時は荷台のフタを開けて整備します。
宗さん
宗さん頑張ってます (^ ^)/~
サトちゃん
トルクレンチでメーカー指定の規定トルクでタイヤを締め付けているサトちゃんです。
川口自交は、軽自動車から普通乗用車、トラックまで幅広く経験豊富な整備士が
整備しております (*^ ^*)>
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かがく? ばけがく? 

柿の種のピーナッツが、もう少し多いほうが良いと思う 川口自交です。
北風の合間にのぞく太陽が暖かくて気持ち良いですね。
日向ぼっこしている猫の気持ちが良くわかります (^ ^)
本日、定期点検で入庫したタクシー車輌(40万キロ走行)ですが
保管場所から工場まで移動する際に、エンジンの調子が悪い事に
気が付きました (><;)
最近の自動車は、気温が低くても走行できるよう
常にコンピューターで制御されています。
っが、、、それは、各部品が正常な場合に限ります。
さすがに、40万キロも走行していると
空気中のゴミや、燃料内の不純物、各部品の消耗などで
コンピューターでは制御しきれない事があります。
定期点検は、それらが正常範囲内にあるか判断するために必要で
点検の結果、正常値から外れている、今は大丈夫だけど
このまま使用していると正常値から外れる恐れがある場合は
整備が必要です。
このタクシー車輌は現状は問題無いけど、このまま使用していると
正常値から外れると判断し、エンジン不調の整備をする事にしました。
原因追求の結果『 ベーパーライザー 』という
燃料の部品の劣化と、『 ミキサー 』という燃料と空気を
混合させてエンジンに送る部品の詰まりと判断しました。
ベーパー1
タクシー車輌は、皆様がお乗りの自動車と燃料が違います。
皆様の自動車は、ガソリンを燃料としていますよね?
タクシー車輌は、LPガスというガスを燃料としています。
家庭用のガスや、ヘヤースプレーにも使用されるものと同じものです。
LPガスは、圧力を掛けると液体になる性質があるので
圧力を掛けて(圧縮)、タンクに保管(充てん)しております。
LPGタンク
物質は、液体から気体になる時(気化する時)に周囲の熱を奪います(沸点や蒸発点)。
LPガスの場合、大気圧付近で液体から気体へと変化(気化)します。
この時に熱交換が正常に行われないと、液体のままエンジンに送られたり
熱を奪い切れずに(沸点以下)凍ってしまいます。
これを制御しているのが、読んで字のごとく
ベーパーライザー(気化器)です。
自動車の場合、燃料としているので当然、エンジンは不調になります。
んんん~。。。化学ですね~(><) 簡単に言うと (^ ^) ヘヤースプレーのボタンを出し続けると、缶が冷たくなってきますよね? この時のボタンが、ベーパーライザーです。 そして気化した、LPガスと空気を混合してエンジンに送るのが 読んで字のごとく、ミキサー(混合器)です。 このミキサーは、空気中のゴミなどが蓄積してしまい 混合ガスが通る通路が詰まってしまいます。 化学の勉強をしたところで・・・(><;) 交換作業に入ります (^ ^) ベーパーライザーを外したら! 水漏れを発見しました!! ヒーターバルブ
故障を未然に防ぐためにも定期点検は重要です。
整備が終わり、エンジンの調子は本来の性能とチカラ強さを取り戻しました。
そして、燃料系統の整備をしたので排気ガス中の有毒物質の検査をします。
テスタープローブ
自動車では有害物質である、CO(一酸化炭素)=不完全燃焼ガス と
HC(炭化水素)=燃焼しきれなかった混合ガスを、マフラーに検査機を入れて
検査します。
当社は、タクシー車輌を多く保有しているので環境保全のためにも
特に厳しい設定値で管理しております。
テスタ
CO ⇒ 0%
HC ⇒ 0ppm
完璧です!
排気ガスの有毒物質も、酸化&還元(化学反応)させる触媒装置で
無害化させるのですが、長くなるので ><;) またの機会に。。。 自動車って、機械だけで動いてると思われていますが 意外と、化学(かがく? ばけがく?)な部分が多いんです。 とくに、ハイブリッド車などは元素記号ばかりで 私も勉強に励んでおります (^ ^)>
宗さん2
タイヤの山に囲まれてパンク修理に励んでいる、ベテランの宗さんです(^ ^)

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影の仕事人。

熱いお風呂を我慢しながら入るのが好きな 川口自交です。
本日、タクシー車輛の定期点検をするために保管場所から
工場まで動かしていたところ、なにやら車体の下から
にぶい音が聞こえてきました。。。
乗務員さんからの作業依頼は無かったのですが、整備士の経験で
あきらかに、にぶい音(故障している異音)に気が付きました。
異音の修理は難しくて、、、異音発生場所を特定するには
経験と直感と、大胆な発想が必要となってきます。
なにしろ、自動車は金属が回転する部品を多く使用しており
疑いはじめたらキリがありません(><;)
当社は、営業車輛や多種多様の自家用車を多く経験していますので
このような所の修理を得意としております(^ ^)>
実際は、整備担当者がロードテスト(試運転)をして異音を確認し
いつ? ドコで? 何が? どのような時? どんなふうに? どんな音?
そうです! 5W1Hを自問自答して異音発生場所を特定します。
今回は『 デファレンシャル・ギア 』という、駆動している左右の
タイヤに駆動力を配分している装置から異音が発生していると判断しました。
デファレンシャル・ギアは金属で出来た『ギア』が大小組み合わされており
エンジンで出力されたエネルギーをタイヤに伝え、なおかつ左右のタイヤに
必要な回転エネルギーを配分している司令塔的な部分です。
ココは常に左右のタイヤに回転エネルギーを配分している影の仕事人です。
(人では無いですけどね(笑)。
デフ 3
外から見ただけでは分かりません(><)
デフ 1
ココから、デファレンシャル・ギアをごっそり外して
デフ 2
お・重い~・・・
頑丈な金属で出来ているので、40キロくらいあります。。。
外して直接、点検してみるとベアリングから異音がしていました!
新しいデファレンシャル・ギアと交換をして、再び同じ条件でロードテストをしてみると
さっきまでの、にぶい音が消ました(^ ^)v
乗務員さんからの修理依頼、お客様から苦情が来る前に予防整備が出来て良かったです。
こうゆう瞬間に整備士は、仕事にヤリ甲斐を感じます(^ ^)
ちょっとした事でも、気になる所がありましたら当社に御相談ください。
納得がいくまで整備・修理させて頂きます。

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縁の下のチカラ持ち!

コタツで食べるアイスが好きな 川口自交です。
皆様、『 車検 』と聞いて何を連想しますか?
『 お金がかかる・・・ 』?
『 ボッタクられてるかも 』?
『 車検から帰ってきたら故障した 』?
川口自交 整備工場では違います!!
通称『 車検 』と言われていますが、正式名称は
『 継続検査 』といいます。
読んで字のごとく、継続して乗ってて大丈夫なのかを
法律で定められた資格を有する整備士と、法律で定められた
設備を有する整備工場または、運輸局の支所(車検場)で
検査する事を言います。
川口自交 整備工場は関東運輸局長より運輸局に替わって
検査しても良い認可を受けております。
整備工場の話しは長くなるので、またの機会に。
人間に例えると、2年に1回の人間ドッグです。
今日は、走行距離46万キロ!の営業車の車検でした。
川口自交の営業車(ワインレッドのタクシー)は
お客様を乗せて目的地まで安全・安心してお連れすることが目的なので
小さな故障、故障する恐れがある所を、資格を持った整備士たちが
細かくチェックし、見落としが無いようコミュニケーションをとりながら
検査しております。
検査の結果、故障や故障する恐れが発見された場合は安全・安心になるよう
整備します。
今日は、ショックアブソーバーというサスペンションの一部を整備しました!
ココは地面のデコボコを吸収し乗員を不快にさせず、1.5トン以上ある自動車の
車体を安定させる、縁の下のチカラ持ちな部分です。
__ 3
ショックアブソーバーの内部からオイルが漏れ出していて、このままでは
乗り心地も悪くなり、ゴツゴツと耳障りな音も出てくる恐れがありました。
さいわい、オイル漏れの初期段階で乗り心地を損ねていなく、音も出ていませんでした。
営業車では、お客様に快適な空間で過ごして頂きたいので、早期発見できて良かったです。
__ 1
ショックアブソーバーとぐるぐるしたバネを、ゴッソリ外して新品と交換します。
ブレーキも安全のために新品と交換しました。
ブレーキなど安全に繋がる部分は法律で整備士の資格を有する人以外は整備してはいけません。
当社は全員有資格者ですので、安心してください。
__ 4
自動車も人間と同じで早期発見・早期治療が大切です。
これは、知識と経験を積んだ整備士でないと判断が難しいので
整備工場選びは慎重に選んでください。
当社は一般のお客様のマイカーも数多く経験していますので、マイカーの事で
お困りの事がありましたら御相談ください。

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