影の仕事人。

熱いお風呂を我慢しながら入るのが好きな 川口自交です。
本日、タクシー車輛の定期点検をするために保管場所から
工場まで動かしていたところ、なにやら車体の下から
にぶい音が聞こえてきました。。。
乗務員さんからの作業依頼は無かったのですが、整備士の経験で
あきらかに、にぶい音(故障している異音)に気が付きました。
異音の修理は難しくて、、、異音発生場所を特定するには
経験と直感と、大胆な発想が必要となってきます。
なにしろ、自動車は金属が回転する部品を多く使用しており
疑いはじめたらキリがありません(><;)
当社は、営業車輛や多種多様の自家用車を多く経験していますので
このような所の修理を得意としております(^ ^)>
実際は、整備担当者がロードテスト(試運転)をして異音を確認し
いつ? ドコで? 何が? どのような時? どんなふうに? どんな音?
そうです! 5W1Hを自問自答して異音発生場所を特定します。
今回は『 デファレンシャル・ギア 』という、駆動している左右の
タイヤに駆動力を配分している装置から異音が発生していると判断しました。
デファレンシャル・ギアは金属で出来た『ギア』が大小組み合わされており
エンジンで出力されたエネルギーをタイヤに伝え、なおかつ左右のタイヤに
必要な回転エネルギーを配分している司令塔的な部分です。
ココは常に左右のタイヤに回転エネルギーを配分している影の仕事人です。
(人では無いですけどね(笑)。
デフ 3
外から見ただけでは分かりません(><)
デフ 1
ココから、デファレンシャル・ギアをごっそり外して
デフ 2
お・重い~・・・
頑丈な金属で出来ているので、40キロくらいあります。。。
外して直接、点検してみるとベアリングから異音がしていました!
新しいデファレンシャル・ギアと交換をして、再び同じ条件でロードテストをしてみると
さっきまでの、にぶい音が消ました(^ ^)v
乗務員さんからの修理依頼、お客様から苦情が来る前に予防整備が出来て良かったです。
こうゆう瞬間に整備士は、仕事にヤリ甲斐を感じます(^ ^)
ちょっとした事でも、気になる所がありましたら当社に御相談ください。
納得がいくまで整備・修理させて頂きます。

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