私達夫婦とお知り合いの若い御夫婦との新年会の帰り・・・当社のクルマに乗りました。
「成人式・・・無事済んだようだね」と私。
乗務員のAさん「実は、うちの息子も成人式でして・・・」と嬉しそう・・・
「そうなんだあ・・・おめでとうございます・・・お父さん、一安心てとこだねえ」との
言葉にAさん、少し間をおいて「いやあ、まだまだです・・・これからが、正念場です」と一言。
内心「エライッ!」と思いました。
昔の逸話に、こんなのが、ありましたっけ・・・屋根を直そうと70代の息子がハシゴをかけて
上ろうとした瞬間、90代の父親が、部屋から出てきて
「アブナイから降りて来い・・・私が上るから・・・」と言ったという話。
この話から何を感じます?
父親の深~い、愛情・・・そうですね・・・親の愛情と言うのは子供の側からは
簡単に推し量れないものがある・・・最近、真の親孝行ってナンだろうって考えるときがあります。
「お小遣いをあげること」「老後の面倒をしっかり看て寂しい思いをさせないこと」
いろいろですが、一番の親孝行とは・・・
子供が苦しまず、悩まず「幸せになること」ではないでしょうか・・・
勿論、一緒に住めない寂しさはあるでしょうが、何より離れていても「あ~あの子は元気で
幸せに暮らしているようだ」と・・・先ず、安心してもらう・・・ここから始まるような気がします。
これからの子供たち・・・成人式を迎えた人達・・・優しさと温かさを持った社会人になって
ください・・・親からの愛情・・・幾つになってもありがたいものです。
「生んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」っていう気持ち・・・
人間関係はここから始まる事を忘れないでくださいね。