挨拶と言うものは不思議なものです。
先方から丁寧な挨拶を受けると、普通なら気分が良くなる筈。
道で「明けましておめでとうございます」と、ご近所の方から言われて
笑顔で応える・・・
社内で「おめでとうございます」と、新年を寿ぐ、ご挨拶をされると
「ありがとう」と言う気持ちが湧いて出る・・・
言葉ひとつで、相手の出方は変わります。
笑顔ひとつで、相手の気持ちが和みます。
いままでの人生で皆、学び体験して来たことばかりなのに、出来なくなってしまうのは
何故でしょう・・・考えて見ると、他人を嫉む・恨む・人間嫌いになり始めることが、
素直さを失う一歩になってしまうのでしょうね・・・
世知辛いこの世のはかなさの中で、騙されたり、小突かれたり・・・そして、人は
素直さを失い、自己防衛の為に頑(かたく)なになっていく・・・わかりますよ・・・
辛いことばかり多い・・・世の中・・・人の世です。
しかし、だからこそ、心の扉を開いてみるのです。
ほんの少しで良いので、笑ってみるのです・・・生きるのが辛くならない生き方とは・・・
・・・社内や身の回りで起こる出来事・・・少しだけでも「自分は悪くない・・・絶対!」と
いったところから距離を置く事です。
「相手に、不愉快にさせることが、自分の側にあったのかも知れない」と
省みるのです。
自分の表情!?・・・自分の言葉!?・・・
思い当たることがあれば、被害者意識をかなぐり捨てましょう。
『被害者意識』は必要以上に『敵』を作ります。
『敵』を敵とみなすのは当然ですが『味方』まで敵にしてしまうと辛いだけです。
今年は、去年より素直に「ありがとう」「すみません」が言える様に・・・
子供の頃に親から言われて来た戒めを思い出してみませんか?
・・・時として悪くないのに謝らなければならない時がある・・・それが、サービス業・・・接客業です。
・・・『冤罪』とは断固、戦いましょう!戦うべきです!
・・・しかし、お客様に優位に立っていただくことで、気持ちが伝わることもあるのです。
・・・それでサービス業が成り立つことがあることも忘れてはなりません。
世の中に『謙譲語』があるように。
ひとつずつ、ひとつずつ、一緒に考えながら今年と言う一年を過しましょう!
・・・皆、必死で生き残ろうとしているのです。
自分の甘さと少しでも、まみえるといった努力をしなければ・・・
いつまで経っても、状況は変わりません。
要は「自分が変わる」ことです。
相手は変わらないのですから・・・
まだ、まだ私たちの暮らしは続いて行くのです。
決して「長い物に巻かれろ」と強調しているのではありません。
・・・柔軟性を持ち己を省みる・・・その努力の中で
人は他人と理解しあえる・・・そう思うのです。