今年一年、国内外に於ける政治経済事情は、複雑で困惑することばかりが目立ったような気がします。
そして日本各地で、不可解な事件・事故が後を絶たない・・・
特に胸が痛かったのは『いじめ』問題。
様々な事態が発生し、これらの報道を眼にし、耳にするたび驚きを隠せませんでした。
考えて見ると、混沌とした今の時代、私たちは大きな不安を抱えて生きていると言っても過言ではありません。
この不安からバランスを崩し、他を攻撃することで間違った『安堵』を得ようとする。
『快感』に変わるとでも言えば良いのでしょうか。
この『快感』が、また他を『攻撃』させる・・・そうした『負のスパイラル』が続く。
考えて見ると私達、大人の言動ほど、大切な『教育』はないと思うのです。
勿論『いじめ』の根底にあるもの・・・それを一言でいうのは難しいのですが・・・
社会や、家庭でも大人の言葉ひとつ、ひとつが子供たちに与える『影響』は実に大きく深いものです。
人の悪口や陰口を叩く・・・それを聴きながら育つ子供たち・・・身近の問題から考えて行く必要があるように思えます。
ただ、職場で『仕事の仕方』『改善点』などを話し合う、指摘し合う・・・これは『攻撃』ではない・・・そう思うのです。
『衝突』もあるでしょう・・・
『矛盾や葛藤』を抱える事も多いと思いますが、この事が他を『攻撃』したり『人身攻撃』や『人格攻撃』に繋がったりすることは言語道断・・・
被災地から避難して来た子供たちへの対応が、連続して報道されています。
当社も、被災した子供たちへの支援を続けて来ました。
特別な事をしているとは思いません。
ただただ、この地の子供たちが強く明るく育ってくれますように・・・
避難して他所の土地で、懸命に学び、暮らしている子供らが、『攻撃』の対象にならない事を願うばかりです。
どうか、被災地から来た子供たちを護って頂きたい・・・
被災地の苦しみ、悲しみは今も続いていると思うのです。
これを記載する当社も、『私』自身も、己や他に厳しくあっても常に客観性と冷静さは失わないでいたい・・・
育ちゆく子供たちの善きお手本になりたい・・・
そう思うのです。