養成コースで、2ヶ月近く掛け2種免をとった。
10日間の社内研修を終え、独り立ち出来たのが、30歳の頃である。
何より気が楽だったのは、「管理者が、皆、自然体で、意地の悪い上司がいない」ことだった。
分からない事を何度尋ねても「何度、同じこと聞いてんだ!」と叱られた事がない。
厳しくも優しいという言葉があるが、「その通りだ」と思った。
入社した後の研修で、何度も聞かされたのは「人命尊重!安全は全てに優先する」という言葉である。
「お客様の命を護ることの大切さ」
「プロドライバーとしてキレイな運転を継続することの重要性」「法令遵守」を耳にタコが出来るほど、受講した。
しかし、そのうち「立派な仕事だ」との自覚が芽生えてきたことも事実である。
あれから5年が過ぎた。
最初は地理がよく分からず、アタフタしたが明け公(休日)の日には、幹線道路や近隣の街を回りながら、地理を身体に叩き込んだ。
その努力が報われ始めたのは1年過ぎた頃からだろうか・・・