年賀状の準備に、大忙しの方たちも、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
一年間の感謝と、新年に向けての交誼をお願いする素敵な習慣だと思います。
毎年、思うのですが、何とか手書きで気持ちを伝えたいと思うのは分かります。
しかし、何百枚も一気に書くと、どうしても字体が躍ってしまいがちです。
『丁寧に書く』・・・これが、年賀状や手紙の基本だと思います。
年賀状の躍っている字体を見て「忙しい中、送ってくれたのだなあ」と思う反面
「無理をせずとも良いのに・・・」といった気持ちになるのも確かなことです。
日本では古くから字にも言葉にも『魂が宿る』と考えられています。
「言葉ひとつで、人の気持ちはどちらにも動く」といわれていることから
遠く卑弥呼の時代より『言霊』という表現が生きていることに
「なるほど・・・」と感じ入ること・・・大です。
話は飛びますが、昨晩、TⅤで『マイケル・ジャクソン』のドキュメンタリーを
組んでいました。
彼は余りにも純粋すぎた故に他人から利用され
罠に陥れられたとのメッセージ性を感じずには、いられませんでした。
結局他人・・・周りの人達からの『悪意ある言葉』『意図的な文字=活字』
に彼は傷付いたのです。
そして、彼の神経は極度に過敏化していった・・・
こうして、大切な『天才』を一人、我々は失くしてしまったわけです。
「言葉や文字を大切に使いたい」そう思うのは私一人ではないはずです。
言葉と文字を正確に、そして魂を込めて・・・心を込めて発信する。
そうすると必ず、周りに、こちら側の『厚い思い』が伝わっていくような気がします。
そんなことを思いながら、お世話になったお客様に、心を込めてせっせと
年賀状を書き始めております。